介護職の求人はどこで探す?求人サイト・転職エージェント・ハローワークを比較

介護施設で求人資料を見ながら働き方を相談する求職者と担当者 求人・転職サービス

介護職の求人を探す方法は、大きく分けて三つあります。自分で求人を選んで応募する求人サイト、担当者から紹介を受ける転職エージェント、地域の求人を相談しながら探せるハローワークです。

自分のペースで比較したい人は求人サイト、施設の情報を聞きながら応募先を絞りたい人は転職エージェントが使いやすいでしょう。勤務地を狭く指定したい人や、職業訓練も含めて相談したい人にはハローワークが合います。最初から一つに決めず、二つの方法を並行しても構いません。

この記事では、介護職向けの求人サイト2社、転職エージェント3社とハローワークを、応募の進め方から比較します。施設形態、資格、夜勤、給与の内訳など、求人を選ぶときの確認点も一緒に見ていきます。

この記事のサービス情報は2026年9月に各社の公式サイトで確認しています。掲載求人、対象地域、支援内容は変わることがあるため、利用前に公式サイトも確認してください。

最初に決めるのは、サイト名より応募の進め方

探し方求人の選び方向いている人
求人サイトから自分で応募検索結果から自分で求人を選ぶ自分のペースで比較し、応募先と直接連絡したい
転職エージェントから紹介希望を伝え、担当者から提案を受ける職場情報、書類、面接、条件確認を相談したい
ハローワークで検索・相談自分で検索するほか、窓口で相談・紹介を受ける地域の求人や職業訓練も含めて相談したい

求人サイトと転職エージェントは、名前が似ていても仕組みが違います。求人サイトでは、応募書類の提出や面接日程の調整を自分で進めるのが基本です。転職エージェントでは、担当者が求人を紹介し、応募や面接の準備を支援します。

職種を問わず仕組みを詳しく知りたい人は「求人サイトを比較|自分で探して応募するときの選び方」と「転職エージェントを比較|相談しながら求人を探したい人の選び方」も参考にしてください。

介護職向け求人サイト2社・転職エージェント3社とハローワークを比較

サービス応募の進め方主な使い方利用前の確認点
ジョブメドレー自分で応募介護・福祉の職種や雇用形態を広く検索する応募後の連絡や日程を自分で管理する
ウェルミージョブ自分で応募施設形態や職種から探し、スカウトも利用する応募後は応募先の法人と直接やり取りする
カイゴジョブエージェント担当者から紹介介護・障がい福祉の求人を相談して選ぶウェルミージョブとは別の人材紹介サービス
介護ワーカー担当者から紹介職場情報や面接準備、条件確認を相談する連絡方法と希望条件を登録時に伝える
マイナビ介護職担当者から紹介求人紹介から書類・面接まで支援を受ける希望地域と職種の求人を紹介できるか確認する
ハローワーク自分で検索・窓口で相談地域の求人、職業相談、職業訓練を調べる求人ごとに応募方法や紹介状の要否を確認する

ウェルミージョブは、以前の「カイゴジョブ」です。一方、カイゴジョブエージェントは、担当者から求人紹介を受ける別サービスです。自分で応募したいのか、担当者に相談したいのかを確認してから登録すると、使い分けやすくなります。

介護職以外の求人サービスや、年代・働き方からも選びたい場合は、総合ハブの「求人・転職サービスを比較|年代・職種・働き方・探し方から選ぶ」から目的に近い探し方を確認できます。

自分で求人を探して応募したい人向け

ジョブメドレー|職種と雇用形態を広く検索する

ジョブメドレーは、医療・介護・福祉分野の求人サイトです。介護職・ヘルパーだけでなく、ケアマネジャー、生活相談員、サービス提供責任者、福祉用具専門相談員など、職種を分けて探せます。正職員のほか、契約職員、パート・アルバイトなどを比べたい人にも使いやすい構成です。

応募内容は事業所へ届き、その後の連絡を自分で進めます。複数の求人へ応募する場合は、応募日、担当者、面接日時、提示された条件をメモしておきましょう。スカウトを受け取る場合も、応募条件と仕事内容を自分で読み直してから返答します。

ウェルミージョブ|施設形態や職種から自分で選ぶ

ウェルミージョブは、介護・医療・障害福祉・保育を扱う求人サイトです。介護職員・ヘルパー、ケアマネジャー、生活相談員、施設長、看護助手などから職種を選べます。勤務地や雇用形態だけでなく、施設・サービスの種類を変えて検索したい人に向いています。

求人への応募後は、応募先の法人と直接連絡します。電話サポートを利用した場合も、応募先との面接調整や条件確認まで担当者が代行する転職エージェントとは仕組みが異なります。担当者による求人紹介を希望する人は、姉妹サービスのカイゴジョブエージェントと比べてください。

転職エージェントに相談しながら進めたい人向け

カイゴジョブエージェント|介護・障がい福祉を相談する

カイゴジョブエージェントは、介護・障がい福祉に特化した人材紹介サービスです。介護福祉士、実務者研修、初任者研修などの有資格者に加え、無資格で介護・障がい福祉の現場を目指す人も相談対象としています。

専任のキャリアパートナーへ希望を伝え、求人の提案を受けます。自分で検索するだけでは職場を選びにくい人や、施設の情報を聞いてから応募したい人の候補です。紹介された求人に希望と合わない点があれば、応募を決める前に理由を伝えましょう。

介護ワーカー|職場情報や条件の確認を相談する

介護ワーカーは、医療・福祉業界に特化した求人紹介サービスです。担当者に希望条件を伝え、求人紹介、応募書類、面接、勤務条件の確認などを相談できます。公式サイトでは、学生や業界未経験者からの相談にも対応すると案内しています。

担当者へは、「夜勤は月4回まで」「送迎業務は避けたい」「入浴介助の経験を生かしたい」のように具体的に伝えます。勤務開始後の仕事内容まで確認できているか、求人票と担当者の説明を照らし合わせて判断してください。

マイナビ介護職|書類や面接も含めて支援を受ける

マイナビ介護職は、介護・福祉職向けの転職エージェントです。アドバイザーとの面談後に求人紹介を受け、履歴書の確認、面接対策、日程や条件の調整まで相談できます。

応募書類だけを添削するサービスではありません。求人紹介を含めて支援を受けたい人に向いています。登録前または初回面談で、希望地域、職種、雇用形態の求人を扱っているか確かめましょう。

地域の求人や職業訓練も相談したいならハローワーク

ハローワークでは、全国のハローワークが受け付けた求人を検索できます。窓口では職業相談や職業紹介を受けられ、介護分野を含むハロートレーニング(公的職業訓練)も調べられます。

ハローワークインターネットサービスには、医療・介護・保育分野のかんたん求人検索があります。求人によっては、求職登録をすると事業所名などの詳しい情報を確認できます。応募方法や紹介状の要否は求人ごとに違うため、求人画面または窓口で確認してください。

初めて窓口へ行く人は、「ハローワークへ行く前の持ち物・服装・事前準備」も確認しておくと、仕事探しと雇用保険手続きの持ち物を区別できます。

無資格・未経験と経験者では見る条件が変わる

無資格・未経験から探す場合

検索条件では、「無資格可」と「未経験可」を分けて確認します。介護経験がなくても応募できる求人と、介護経験は不要でも資格が必要な求人は同じではありません。

  • 応募時に必要な資格
  • 入職後に受ける研修と、独り立ちまでの期間
  • 資格取得支援の対象費用と勤務上の扱い
  • 最初に担当する介助や周辺業務
  • 夜勤を始める時期と、研修中の人員体制

「資格取得支援あり」だけでは、受講料、受験料、交通費、研修時間中の賃金まで分かりません。何が支援の対象になるのかを面接前後に確認しましょう。

資格や経験を生かして探す場合

介護福祉士、実務者研修、初任者研修、ケアマネジャーなどの資格がある人は、資格名だけでなく、担当業務と手当を確認します。同じ介護福祉士の募集でも、現場業務が中心なのか、教育担当やリーダー業務を含むのかで負担と役割が変わります。

経験年数を給与に反映する職場を探すなら、基本給の決め方、資格手当、役職手当、想定する配属先を質問します。求人票の上限額だけを見ず、自分の経歴で提示される金額を選考中に確認してください。

施設形態が変わると仕事内容や勤務時間も変わる

施設・サービス仕事を比べるポイント応募前に確認したいこと
特別養護老人ホーム身体介助の範囲、夜勤、フロア体制夜勤人数、記録方法、移乗用機器、看取りへの関わり
有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅施設ごとの介護業務と生活支援の範囲訪問介護との兼務、夜勤、配属変更の範囲
グループホーム少人数の生活支援、調理、夜勤一人で担当する時間、調理や買い物の分担
デイサービス日中の介助、レクリエーション、送迎運転業務の有無、車種、入浴介助、残業が出る時間帯
訪問介護訪問先での身体介護・生活援助、移動必要資格、移動手段、交通費、直行直帰、キャンセル時の扱い
病院・看護助手病棟での介助と看護補助業務医療行為との区別、病棟、夜勤、介護施設との業務の違い

施設名が同じでも、利用者の状態、人員配置、設備、業務分担によって働き方は変わります。求人サイトの絞り込みは候補を減らすために使い、最終判断は求人票、面接、施設見学で行います。

求人票では給与の合計より内訳を見る

基本給と手当を分けて確認する

月給には、基本給のほか、処遇改善手当、資格手当、役職手当、夜勤手当などが含まれる場合があります。表示された月給が、誰でも受け取れる固定額なのか、一定回数の夜勤や資格手当を含む例なのかを確認してください。

求人票に処遇改善手当などの記載がある場合は、毎月支給か一時金か、金額が変動するか、試用期間中も対象かを見ます。賞与については、算定の基礎が基本給なのか、手当を含むのかも確認すると比較しやすくなります。

夜勤は回数だけでなく時間と体制を見る

  • 夜勤の開始・終了時刻と休憩時間
  • 月の平均回数と、回数を相談できるか
  • 一回あたりの夜勤手当
  • 一緒に勤務する職員数と担当範囲
  • 夜勤明けと次の勤務までの組み方

「夜勤あり」だけでは、短時間の夜勤か長時間の夜勤か分かりません。手当の額だけでなく、勤務時間と人員体制を合わせて比べます。

内定時は書面で労働条件を確かめる

試用期間中の給与、雇用形態、契約期間、勤務場所、業務内容、シフト、休日、残業の有無も確認します。求人票と面接時の説明に違いがあれば、内定を受ける前に質問してください。

採用時には、賃金や労働時間などの労働条件を明示する必要があります。最終的な条件は、厚生労働省の労働契約に関する案内も参考に、労働条件通知書や雇用契約書で確かめましょう。

応募前に確認したい職場情報

  • 入職後に担当する具体的な業務
  • 早番・遅番・夜勤の時間と頻度
  • 一勤務あたりの職員数と業務分担
  • 新人研修、同行期間、相談相手
  • 記録方法、介護機器、制服などの設備
  • 休憩の取り方と残業が発生しやすい場面
  • 送迎、調理、清掃など介護以外の業務
  • 異動や転勤の範囲

施設見学ができる場合は、設備の新しさだけで決めず、職員同士の声かけ、記録や申し送りの方法、利用者への接し方も見ます。見学中に分からなかった点は、面接担当者へ質問して構いません。

迷ったときは二つの方法から始める

  1. 勤務地、雇用形態、夜勤の可否、希望職種を決める
  2. 求人サイトまたはハローワークで、希望地域の求人を検索する
  3. 条件の違いが分かりにくければ、転職エージェントを一つ加える
  4. 応募候補を三件ほど並べ、仕事内容と給与の内訳を比べる
  5. 面接や施設見学で、求人票にない情報を確認する

登録先を一度に増やすと、求人紹介や応募状況を管理しにくくなります。求人サイト一つと、相談先となる転職エージェント一つから始めると、求人を比べながら必要な支援も受けられます。求人サイトや転職エージェント以外の探し方も検討したい人は「転職先はどうやって探す?7つの見つけ方と自分に合う方法の選び方」も確認してください。

介護職の求人探しに関するよくある質問

複数のサービスを同時に使ってもよいですか?

複数のサービスを使えます。ただし、同じ求人へ重複して応募しないように、応募先と経路を記録してください。求人サイトから応募した施設を、転職エージェントからも紹介された場合は、すでに応募済みであることを担当者へ伝えます。

無資格でも求人サイトや転職エージェントを使えますか?

無資格者を対象にした求人や相談サービスがあります。求人ごとに応募条件が異なるため、「無資格可」「資格取得支援あり」の表示に加え、入職後の研修と担当業務を確認してください。

求人サイトと転職エージェントでは、どちらから応募したほうが有利ですか?

応募経路だけで一律に有利・不利は決まりません。自分で比較と連絡を進められるなら求人サイト、職場情報や面接準備を相談したいなら転職エージェントを選びます。応募先の条件と、自分に必要な支援を基準にしてください。

在職中でもハローワークを利用できますか?

在職中でも仕事探しや職業相談に利用できます。窓口へ行く時間を取りにくい場合は、先にハローワークインターネットサービスで求人を検索し、相談したい求人や条件を整理しておくと進めやすくなります。

まとめ

介護職の求人を自分で比較して応募したい人は、ジョブメドレーやウェルミージョブが候補です。職場情報、応募書類、面接、条件確認を相談したい人は、カイゴジョブエージェント、介護ワーカー、マイナビ介護職のような転職エージェントを比べます。地域の求人や職業訓練も相談したい人は、ハローワークを組み合わせてください。

サービス名を先に決めるより、勤務地、施設形態、資格、夜勤の可否、給与の内訳を整理するほうが、自分に合う求人を見つけやすくなります。候補が見つかったら、求人票だけで決めず、面接や施設見学で実際の業務と勤務体制を確かめてから選びましょう。

求人検索